− “大田区萩中の”しぶや進学塾(渋谷進学塾) −

BIG DIPPER ・・・和訳

LESSON 16
 England's Greatest Writer - Shakespeare

LESSON 16 part 1

LESSON 16 part 2

  シェクスピアの最も良く知られた演劇のひとつはロミオとジュリエットです。
  それは、二人の家族が激しく敵対しているために、若いカップルのお互いの愛が
運命づけられた悲劇をむかえる話である。
これは、たぶん世界で最も有名なラブストリーです。話の概要は次のとおりである。
 ロミオはモンタギュの息子で、モンタギュはベロナの重要な市民である。  
彼は、たまたまジュリエットと出会いすぐに恋におちた。ジュリエットはモンタギュの
宿敵のカプレットの娘である。  
そのカップルは密かに結婚したが、ロミオの友達の一人がジュリエットのいとこにより
殺されたときに、ロメオは復讐でそのいとこを殺す。  
この罪で、ロメオはベロナから追放される。  
その間に、ジュリエットがもう結婚しているとは知らず、ジュリエットの両親は
彼女をある貴族と結婚させることを企てる。  
この状況から彼女が逃れるのを手助けするために、ある修道士がジュリエットに
スペシャルのドリンクを与える。
そのドリンクは、彼女を死んだように見せるものであった。  
すべての人が彼女が死んだものと信じて、彼女は家族の墓に埋葬された。
その修道士は、おこったことをロミオに告げるためにメッセージを送る。  
しかし、そのメッセージはロミオに届かず、ロミオはどこかで、ジュリエットの死を
聞いた。  
彼は、ベロナに急ぎ戻り、墓の中に彼女をみつける。  
絶望して彼は自分の命を奪う。  
ジュリエットは、それから目を覚まし、ロミオの死を見つけ、悲しみのあまり、
自殺する。

LESSON 16 part 3

 シェクスピアの作品にはよく起こることだが、ロミオとジュリエットは幾つかの
映画の題材になっている。  
人気のある例ではゼフィレッリによる1968年の映画である。
16歳のオリビア・ハッセイはジュリエットの役を演じ、とてもかがやしく演じた。  
その映画は2つのオスカーを勝ち取り、それ以来、人気の高い映画となっている。  
ロミオの役でレオナルド・ディカプリオの1996年の映画も、大当たりの成功をおさめた。  
シェクスピアは日本の映画監督にも影響をあたえた。  
黒沢朗の「乱」はシェイクスピアの「リア王」を題材にしている。  
一方、彼の1957年の映画「蜘蛛の巣城」は「マクベス」を題材にしている。
  しかし、シェクスピアの作品の脚色は、単に映画だけに限らない。  
「ロミオとジュリエット」はレオナルド バーンスタインの「ウエストサイド物語」の
題材になり、同じように、ロシアの作曲家プロコフィエフによりバレエの題材にされた。  
メンデルスゾーンは「真夏の夜の夢」を交響組曲の着想として使った。
その組曲には有名な「結婚行進曲」を含み、そして、ヴェルディのような偉大な
オペラの作曲家はオペラの題材として、「マクベス」や「オセロ」のような演劇を使用している。
  シェイクスピアの物語や登場人物が最初に創造された時に、すでに、
それらの物語や登場人物が現代にも通用するもので、普遍的で、当を得た存在で
あったということが、シェイクスピアの最も偉大な側面のひとつであると言える。